第26作 寅次郎かもめ歌

夢から覚める神社とエンディング


第26作「寅次郎かもめ歌」では、冒頭で寅次郎が夢から覚めるシーンとエンディングを徳島県鳴門市近郊で撮影しています。地方ロケは冬作品なのに北海道は奥尻島。マドンナは元キャンディーズの蘭ちゃん(伊藤蘭)でした。
普通のパターンですと、地方ロケの近くでオープニングやエンディングを撮ることが多いのですが、ここではものすごく距離があります。奥尻と全く異なる瀬戸内海の穏やかな海辺とのコントラストが見ごたえがありますね。

残念ながらオープニングは本編のストーリーには全く関わりません(^^;


   【1】夢から覚める場所 厳島神社


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この夢から覚めた神社のロケ地は、長い間、仲間内でも絞りきれない難関場所でした。

映画の映像から得られるデータと撮影の流れから、鳴門市近郊の水辺の神社というだけが確実な情報でしたが。神社、神社と申しましてもいささか数が多いのでございます(^^;が、この度めでたく確定いたしました(´∀`)探索に協力してくれたコアな仲間に感謝します(笑)
ま、確定に至るまでには結構な時間をかけていますが、そのほとんどがGoogleEarthと地図サイトでのバーチャル探索です。あっ、あと昔の航空写真も役に立ちますね。
今現在でも何箇所かの不明なロケ地を、日々探していたります。
この映画の魅力はこんなところにもあるんですねぇ。30年、40年経っても変わらない風景がそこにはあるのです。その多くは風化していたり、反対にすごく近代化してしまってたりするんですが、ロケ地は永遠に不滅です!なーんてね(笑)

能書きはこれくらいにして、絞りに絞り込んだ候補地を確定してくれたのがストリートビューです。僕は方向音痴で苦手なのですが、右脳の構造が3Dで構成されている師匠、吉川孝昭氏の得意技がこれ(笑)いやぁ〜年々広がっていますね、ビュー範囲が。おかげで思いのほか早く見つけられましたm(__)mこれを機会に僕もストリートビュー使いになろうと思いましたね。いやホントです!

厳島神社

Pinpoint Map ! 徳島県鳴門市木津町木津野西川田



厳島神社と呼ばれる神社は日本中に数多くあります。歴史が苦手な僕は、全く同じ固有名詞が多数存在すると言う曖昧感には、多少、ストレスを感じるのですが、どうなんでしょう?(笑)全国に500もあるといいます。このすべてが「厳島神社」と呼ばれているんですから歴史音痴にはタマリマセン(笑)せめて地名を+してくれれば良いと思うのですが(-_-;)

まっ、無学をさらけ出すのは親父も草葉の陰で泣いているだろうからやめといて、とにかくここは「厳島神社」なのであります(^^;
地元の方によると再三の水害に会い改修を重ねてきたそうで、写真の比較でもお分かりの通り、神社側にも対岸の通りにも嵩上げされた防潮壁が作られています。

さらに撮影時に寅の右側に映っていた石碑群(献金柱?とでも言うのかな)は洪水時にゴミがよく引っかかるという理由で道路側に移設されていました。写真に写っていない鳥居も道路側にぐっと張り出ています。
(現在、この位置まで車が進入することを行政が規制しています。が、普通車両以下は自由に通り抜け出来そうですので自己責任でお願いします。何故か神社前には駐車場があります・笑)


カバンを枕にして昼寝をしていた寅が夢から覚めます。鏡のような水面と水際から生えている植物から淡水の止水であることがわかりますね。


↓上は実は柵だった(ーー;)下は四角に見えるけど実際は5角柱ヮ(゚д゚)ォ!↓

五角柱の文字

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子供「お〜い、オッチャン目ぇ醒めたぞー」

石碑の上に乗っている罰当たりな子供がのたまいます(笑)川側から南東方面を向いたカメラですね。
それにしても、この子供の立ち位置が気になります。わざわざ字を隠すように立たせているのは何故でしょう?他の場所でも違和感はないんですけどね。
囲い柵と石碑の土台は(おそらく)新しいものになっています。

↑鳥居と柱群は道路側に移設されています↓


ここまで夢から覚めて30秒ちょっと・・・・いきなりオープニングとなります(笑)


  【2】 霊山寺(エピローグ)

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さて、本編をぶっ飛ばしていきなりエンディング(^^;

お正月のとらやの茶の間の光景は冬作品の定番。ここまで観るとあぁ〜いつも「おっ、そろそろ終わりか・・・」って感じます。不思議とこのあたりで尿意(^^;を催すんですねぇ。シリーズ物の刷り込み反応とでも言うんでしょうか(笑)

博、さくら、新年おめでとう。

去年の暮れはすみれのことで
おまえたちにいろいろ迷惑をかけてすまないと思っている。
幸せ薄いあの娘を、なんとか幸福にしてやりてえ、
それが父親代わりのオレの一番の願いだ、
どうか、どうか、すみれをよろしく頼む。

  正月元旦 阿波 徳島にて   車寅次郎

寅の年賀状の朗読にかぶさって、再び徳島県鳴門市のお寺が映し出されます。
場所は霊山寺(りょうぜんじ)という四国八十八ヶ所霊場の一番札所。よく言うお遍路さんのスタートの場所ですね。


Pinpoint Map !  徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126番地

寅が腰掛けているのは休憩所の長椅子ですが、これは山門が映るよう撮影用に設置された物と思います。実際の売店は向かって左奥にあります。一番札所と言うことで袈裟や笠、杖なども販売しています。

寅が八十八箇所参り・・・する理由がありません(笑)多分、気力もありません。何らかの理由であったとしても続かないでしょう。ふらふら風に吹かれて歩いていると後ろから車がクラクションを鳴らしながら追い越していきます。そしてお遍路さんとスレ違いました。
実は、この場所だけ今でも判っていません。地味なカット。


・お遍路さんが歩いている
・左に道しるべの石柱らしきものが見える(壁かなぁ・・・
・40km/hの速度制限で広くも狭くもない場所の緩いカーブ
・中央の建物は醤油蔵か酒蔵かそれに類する建物(現存不安)

上の一枚から得られる情報はこれだけです。これを基に連夜ストリートビューを飛ばすマニアがここにいます(´∀`)
映画が正直な撮影ですと、お遍路さんが歩いてくるのですから方向的には1番札所から2番札所の間ということになりますが・・・
それが、なかなかそうはいかないんです(笑)

【2015/02/17 追加記述 \(^O^)/】

さて、このHPを始めてから3年目に入りました。2年続けてのBS7「男はつらいよ」放映で、ここに立ち寄ってくれる方もジワジワ増え(^0^;)ありがたい限りであります。m(__)m

そんな中、四国は徳島にお住まいのkiku18さんからこの第26作エピローグのロケ地を教えて頂き、宴会疲れ^^;の昨日、車を飛ばして徳島は鳴門市まで行ってきました。
エピローグの流れは本文を読んでいただくとして、この写真のシーンのあとは鳴門スカイラインにワープします(笑)とにかく写真をご覧下さい(^O^)

年次経過のため、左のお家は取り壊されていて、土地だけが売り物件になっています。正面に見えていた蔵のような建物は「煙草乾燥庫」だったそうです。
グーグルアースで見ると道が平坦に見えましたが、実際は結構な上り勾配になっています。バス路線だったのには驚き(笑)

Pinpoint Map !  徳島県鳴門市大麻町萩原山の下37
youtube


  【3】堀越橋(北西詰)

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どこをどう歩いてきたのか寅は堀越橋という鳴門スカイラインの途中の橋を歩いています。この路線は観光道路で、ほぼ自動車専用道路に近いですから、寅がどうやってここまで来たのか甚だ疑問です(笑)

Pinpoint Map ! 橋が塗り替えられている以外全くそのままです。

この撮影をした場所にはかつてお土産屋さんがありましたが、ずいぶん前に閉じられている様子。しかし公共が買い上げたのか、駐車場は無料で開放しています。鳴門スカイライン自体は1996年8月まで有料だったのですが今は無料。観光道路としては鳴門大橋にその席を譲ったようです。カメラはそのお土産屋の2階から南東方向を狙っています。観光用の伐採は行っていないようですが、これはぜひやってほしいなぁ〜せっかくの景色が台無し・・・・


寅が橋の上から見ている景色は、ここの名物で、絞り込んだ地形ゆえ出来る激流です。鳴門の渦の近くですから当然干満の差も大きくて大潮の満潮時からの引き潮ではすごいのでしょうね。一見川のように見えますが海ですよ(笑)

↑取材当日はおだやかな流れでした↓



  【4】四方見展望台へワープ!

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寅はいきなり四方見展望台(よもみてんぼうだい)でまったりしています(笑)
この場所は堀越橋から2kmほど進んだところにある山の頂上です。映画を見ていますとまるで堀越橋のままの撮影に見えてしまいますが寅は歩いていたんですね(´∀`)

Pinpoint Map ! ウチノ海を眺めています。地図方向@



さて、ここでやっと本編の奥尻島と鳴門がリンクします(笑)
賑やかなバスの一行は北海道奥尻島からやってきたスルメ工場のおばさんたち。

あき竹城さん
「ちょっとあんちゃん!」

「…?」

「やっぱりあんたじゃねえの!」

「そういうおまえさんは?」

「いやだあ〜、ホレ、北海道の奥尻で、すみれちゃんと働いてた」

「あーあ!あのスルメ工場のイカ裂きのおばさんか!」

あき竹城さんの持ち味炸裂ですね!ホントはもっと訛らせたほうがおもすろいんだげど(^^;

↑転落防止策は擬木に。双眼鏡はそのままです。↓



「ちょっとあんちゃん!」 と呼ばれてキョトンする一瞬のシーンの向こう側にはワープしてきた堀越橋が小さく映っていますね(笑)
この方向では、今は鳴門大橋が見える絶景です。堀越橋は塗り替えられてから目立たなくなりました。


↑A方向で鳴門大橋と堀越橋が直線上に並ぶ絶景です↓



断ることは絶対しない寅は、おばさんたちの乗るマイクロバスに便乗します。その方向が・・・・
このまま左折すると鳴門スカイラインを降りちゃうんですが良いのかな?(笑)

↑柵類は全て擬木に変更。景色に馴染んでいます↓


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で、後で教えてもらったのですが、僕はてっきり前出の堀越橋だと思っていたんですが、これがなんと順路。四方見展望台の道路向かいの駐車場から素直に西進していたのです。(;´д`)トホホ…したがって写真はありません。Googleearthより拝借。街灯、欄干などは堀越橋と同じ造り。現在、現地は手入れがされていなくて見通しが効かないそうです。


↑スカイラインを一周するのかな?(笑)まさかの反対側駐車場から・・・・・↑

逆方向から


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