男はつらいよ第30作 花も嵐も寅次郎 
       大分県観光案内的ロケのすべて! かな?


さて、男はつらいよシリーズは、マンネリと言われながらも30作を超えました。渥美清さんの体調もそろそろ異変が表れてくる頃ですね。
とは言っても、今作品ではそんなに感じません。まだまだマドンナの尻を追っかけてもイケるくらい^^;?銀幕の上では元気に見えます。が、今回は結果的にコーチングで終わっています。
 それにマドンナの田中裕子さんは明らかに寅次郎には似合いませんね〜・・・なんと言うんでしょうか、寅の好みではないはず(笑)寅はも少し色気があって、自分と対等にしゃべれるリリーさん(浅丘ルリ子)とか光枝さん(音無美紀子)が好みなんじゃないかな?ま、知らんけど(^0^;)

今作品は大分県は別府市を中心として、臼杵市、杵築市、由布市などにまたがって撮影されました。メインは由布市にある湯平温泉です。山間の、なかなかこぢんまりとした温泉街で当時は中々繁盛したようです。


僕の好きなセリフ「さくら・・二枚目はやっぱり良いな。ちょっぴりやけるぜ・・・」このセリフならいつでも使える自信があるのですが、僕は未だにその機会に恵まれません(笑)そのまま還暦ですから残念です(^0^;)

では気を取り直していつも通り、大分ロケを時系列で追ってみましょう。

寅が大分に行く事になったきっかけは
「寅のマッタケご飯にマッタケが入ってなかったこと」それにプラスの伏線が「向かいの江戸屋の娘といちゃついてたこと」でした。
帝釈天の参道で、とらやの向かいに開業している江戸屋が絡むのは、この作品だけだと思いますが、おいちゃんが江戸屋を心良く思っていなかったことが判明します。ちょっと過剰反応気味なおいちゃんの演技が導火線(笑)
この前振りの流れはインパクトこそ少ないものの、過去の作品を踏襲したコントエッセンスがちりばめられてますねぇ(^O^)/「それを言っちゃぁおしまいよ!」とか「さくら、止めるなよ!」とか、オバチャンのチャルメラ泣きとか(笑)

そう言うことで、いつも通り(笑)とらやを飛び出した寅次郎は大分は別府市の山奥にある「志高湖」(しだかこ)にワープします!
時系列で書いていますので、映画の流れを感じたい方はそのまま読み進んで下さい。下図からピンポイントにワープしますよ!

ロケ地名をクリックかタップしていただくと、エリアからピンポイントに飛べます(^O^)

さらに詳しい位置情報はPinpoint Map ! をクリックして下さい。地図サイトからほぼ高羽カメラ位置ピンポイントが分かります!

【1】大分ロケ地 平面図


杵築エリア


臼杵エリア


湯平エリア


別府エリア






【2】 鶴見岳(ハングライダー発進地)



鶴見岳のハングライダー滑空地は山の頂上付近にあります。1981年にハンググライダー世界選手権大会が開催されたことで脚光を浴びていたそうですが、2000年にロープウエー索道にハンググライダーが引っ掛かる事故が起きて以降、禁止されていました。
しかし、昨年(2015年)、大分スカイハイの安全講習を受講した人のみとするルールを設定して再開したそうです。
NET上に詳しいHP等が見つかりませんので概要はわかりませんでした^^;


Pinpoint Map !  右奥に見えるのが由布岳、中央は城島高原と思われます。

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【3】志高湖(ハングライダー着陸地)



鶴見岳から飛び立ったハングライダーは志高湖畔に着陸しています。多分、当時は本当にこの場所に着陸していたのでしょうが、2000年の事故から見て去年から再開した着陸地点は変えられています。
現在の志高湖は般財団法人 別府市綜合振興センターが管理されていて、キャンプや催し物などに利用されているみたいです。料金もリーズナブルでした。志高湖キャンプ場

【写真@】

Pinpoint Map !

寅が腰掛けているベンチがあったのは、青いテントが張ってあるあたり

【写真A】湖側→ハウス方向

左の奥の建物はレストハウス兼キャンプなどの受付事務所。カメラ位置が少々手前でした(^0^;)

寅の右後ろに見えているのがハングライダーが離陸する鶴見岳。望遠レンズで映すとロープウエイ乗り場の奥(写真左がわ)にハングライダーの離陸ポイントが見えます。



「お兄さんよぅ、寒いのに空飛んでたいへんだな!」

【写真B】対岸を見る

1月の17:30頃ですがまだほんのり明るいですねぇ〜キャンプに行きたいポイントです(^O^)



【その他の写真】←クリックすると大きく見られます(^o^)


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【4】 臼杵磨崖仏 (臼杵石仏公園)
       うすきまがいぶつ


志高湖畔でハングライダーをからかった寅次郎は、臼杵市にある石仏公園にワープしています。

志高湖からはソコソコの距離ですのでバスや車以外にたどり着く方法はありません(笑)大人の事情は毎度のことなので良しとして、この臼杵石仏公園(正式名称?)は歴史ある貴重な磨崖仏(まがいぶつ)で国宝なのは、ここ臼杵だけと言う中々の物です・・・らしいです(^0^;)
現在は個別に補修中であり、長らく観覧制限が敷かれていますね。なんせ、天然の岩に掘られた仏様ですから、補修も時間がかかります。その分、入場料は割り引いてくれますけど(^0^;)

大分県臼杵市深田

Pinpoint Map !  阿弥陀三尊像(ホキ石仏大二群) 平安後期頃の作品

上の写真を見比べていただくと、左の小さめの仏像は映画撮影中には顔が半分ありませんね。おそらく永年経過で岩の目から亀裂が入って取れている物と思いますが、現在は修復されています。大変な技術ですね〜
修復工事用の足場が見えます。青いライトは紫外線を当ててコケが生えないようにしているらしいのですが・・・・紫外線照射装置を用いた磨崖仏着生生物の除去pdf


次のカットで古園石仏が映ります。これは映画撮影時、頭部だけ下に安置されていた時期と思われます。これも復旧され現在は元通りの位置に置かれていますが取材時(2016/01/10)には他の像の修復で立ち入ることができませんでした。

Pinpoint Map !  ↑↑↑首の下の四角い物は「仮安置場」の石。今は所定の位置に↓↓↓

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【5】満月寺 宝篋印塔(日吉塔)まんがつじ ほうきょういんとう(ひよしとう) 



石仏はそのUPだけ映りますが、この石仏公園内を寅が歩いている様子が映ります。
この道路は公園内のメイン道路で今も変わることなく、見えている平地には芝桜が一面に植えられていて春には紅白に彩られます。なぜか、寅が右から左へ歩く姿が10秒以上写されていますね〜上の磨崖仏との尺の割合が甚だしく違いますが、理由は想像できません^^;


Pinpoint Map !   満月寺日吉塔のことはココ!

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【6】望月バス停 


石仏公園のなかを歩いて寅次郎はバス停へ向かいます。
このバス停は当然、石仏公園の最寄りではなく、少し人里離れた川沿いの集落近くにあります。あれから片側二車線の田舎の高速道路化^^;されていますが、同じ位置にバス停はあります。待合小屋はありませんが、もしかしたら撮影当時も松竹映画の製作かも知れませんね。良く見てみれば、トタン壁が新し過ぎますし、待合小屋にしてはチープですし(笑)

大分県臼杵市望月

Pinpoint Map !  大分バス 臼三線 望月バス停


寅がバス停で退屈しているときに、ちょうどポンシュウが白いハイエースで通りがかり、寅を乗せて行きます。同じ所でバイをするのでしょうね。車は78’あたりのトヨタハイエース。ナンバーを見ると地元のようですし、本当のテキ屋さんの車のようです。
詳しくはこちら

寅を乗せたポンシュウの車が走り去り、カメラは左へ60度ほどーターンした景色。望月の集落へ行く坂道と背景の山並みを撮しています。

向かう方向は次のカット、福良天神。間違いなく順路です。こう言う撮影、編集が好きです(^O^)

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【7】福良天満宮



ポンシュウと寅は望月バス停から車で5分ほどの福良神社でバイをしています。時期的に秋祭りにでもなるのかな?寅がバイをしていた階段の曲がり角(マニアで有名な、右足の指でお金の入った箱をつまむ所)にはロケ地の碑が建てられています。やはり寅さんが残した功績は大きいのですね〜


「さぁ!ねえ!赤い赤いは何見て渡る、赤いもの見て迷わぬものは、木仏、金仏、石仏、千里旅する汽車でさえ、赤いもの見てちょいと停まるというやつだ。さあ、続いた数字がふたつだ、ふたつ。はいっ、日光、結構、東照宮、憎まれ小僧が世にはばかる、ねっ、日揮の弾正はお芝居の上の憎まれ役ってなどう?」

「菜っ葉の肥やしで掛け声(掛け肥)ばかりだ(笑)」
 
ポンシュウ

恥ずかしながら、この啖呵バイのセリフが聞き取れず^^;NETを探すと見つかりました。こう言う物もあるんですね〜いやぁさすがに同好の士(笑) 寅さんの口上まとめサイト

ちなみに、この文句「赤い赤いは何見て渡る・・・」を選んだのは、この神社が赤い猫(赤猫社)を古くから祭ってあるからでしょうね。中々、ロケ地に気遣いをされています(O´∀`O)

大分県臼杵市福良352

Pinpoint Map !


この第30作「花も嵐も寅次郎」は冬作品ですが、このシーンに冬は感じませんね。寅も上着を脱いでますから秋祭りの設定でしょうか?そう言えば寅がとらやを飛び出した原因は「マッタケ御飯」の一件でしたから、10月半ばと言うことでしょう。

取材時は年明けの1月9日。まだまだ初詣仕様でした。





境内の離れたところから街の様子を撮しています。この神社は街中の高台にあって見晴らしが良く、其処をロケハンチームが気に入って選ばれた場所と言われています。まず、背景一番!(笑)

ほぼ変わりません。が、僕のカメラ位置が又ずれていました^^; m(__)m

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【8】湯平温泉 @



福良天満宮のシーンが終わると、いよいよ話しの中心、三郎青年(沢田研二)と蛍子さん(田中裕子)の出会いである「湯平温泉」です。
冒頭の温泉街を望むシーンは車道から少し登る、通称「一本松公園」というとこらしいのですが、一番下に車を駐めて歩いて散策したのでたどり着けませんでした^^; 僕の写真はかなり下流側です。スイマセン。

Pinpoint Map !  ←場所は撮影のポイントと思しき場所ですが信頼度は薄いです^^; まっ、このへんで俯瞰のふんいきだけでも(笑)

ちなみに温泉街の一番下に無料駐車場があり、湯平温泉街はソコから十分徒歩圏内で楽しめます。


無料駐車場

案内図(一部)

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【9】湯平温泉 A



この温泉ファーストシーンは湯平温泉街の「石畳通り」と呼ばれているメイン通りの入り口にあります。
花合野川(かごのがわ)沿いに展開しているこの温泉街は、別府温泉とは比較にならない、静かで優雅な温泉街ですね。むしろ対極にある、とさえ言えるでしょうか。
撮影当時はピークに近かったんだろうと思いますが、三十有余年を過ぎた今、正月明けの連休時でさえ湯治客はほんの数えるほど。宿泊客はほぼ見当たらず(って言うか、営業してる温泉宿が・・・゜・(つД`)・゜・)、外湯回りのお客と、ぶらり立ち寄りの観光客がチラホラでした。
中央に見える明治橋という古い橋ですが、本当は一般車両は進入できません。突破しようとしても軽四でも少し勇気の要るアプローチをとおらねばなりません。
撮影当時に小さく張り出ていた柳の木が、現在はかなり大きく成長して川のほとんどを覆っていました(^0^;)

Pinpoint Map !  花合野川の左岸下流側から上流側を見ています。橋は明治橋(めいじばし)


次に続くカットは同じく花合野川の上流右岸から。車の向き、温泉客の位置などもちゃんと整合性を取っています。

Pinpoint Map !

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【10】湯平温泉 B



明治橋から50mほど石畳を下った場所に、三郎青年が道を聞くお店があります。「花川堂本○」というお店(○は店か舗^^;)で今はひさしのテントがブルーに変わっています。ココの温泉街でビニール製のカラーテントは当時からよく目立っていたんでしょう。行けばすぐに判る場所です。
蛍子さんと友だちのゆかりさん(児島みゆき)が道を尋ねてきた三郎青年を見染める場所です。



Pinpoint Map !  お土産「花川堂」さん TEL:0977−86−2529





「すいません、湯平荘はまだ先ですか?」

「もちょっと下りて左側です」

「あっ、どうも m(__)m」

この道を聞いたお店、無泉庵(むせんあん)というお店は、おそらく当時は別の名前でお土産屋さんを出されていた感じですね〜今は開店休業^^;一応HPもありますがwwwを漂っている感じです・・・


その少し前のシーン、まだ蛍子たちが今日の宿を探している描写のセリフに注目して下さい(^o^)
蛍子とゆかりは「花川堂」の前を上流方向に歩きながら

「あとは・・・白雲荘(はくうんそう)・・」

「それはね・・・」

と指を差すシーンで、上の三郎青年が「のセリフとかぶってきます(笑)実は湯平荘というのは映画上の架空の宿で、実際ロケ(外観)に使われたのは実在の白雲荘だったんですね〜 いやぁさりげなく宿の宣伝を入れ込んでいるのはさすがです。
気がついたかな?山田監督のサービス。実は当の本人が知らなかったケースもままあります。(13作の歌子さんが嫁いだ酒屋)


↑ポストの場所↓

この映画で一番判りやすく、印象的な場所が、ここでしょう。
郵便ポストは時代に逆行して古い円筒形タイプに変わっています。観光地の気負いが少し感じられますが、集客には役立ってないようです(^0^;)


Pinpoint Map !

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【11】湯平荘(白雲荘) 



「決めた!湯平荘よ!」

ゆかりは蛍子の同意も得ずに宿を湯平荘(白雲荘)に決めて浸まします。このポストの場所から坂を下ること約60mの所に宿はあります。石畳の道は丸石で何となく滑りやすそうな気がします。実際さほどでもなかったですがハイヒール類は止めた方がいいですね。

Pinpoint Map !



ここからセットのシーンも入り込みます。室内は全て大船撮影所だと思われますが、窓の外の景色も忠実に再現するのが山田組。
この湯平荘の二階から見える景色で正面に階段がありますが、それも再現しています。

これが白雲荘前の階段。実際はステップの幅が広くて登りにくいです^^;


さて余談になりますが、この階段を上まで登っていきますと「山城屋」さんという旅館があります。ここはなぜか、この寅さんにまつわるグッズを集めていると言う「寅さん部屋」があるというので訪問させていただきました(^o^)
有名な石畳の通りからは離れていますが、それはそれで静かに過ごせそうな旅館です。なぜ寅さん部屋が白雲荘にはなくて、この旅館にあるかは不明ですが、まぁ、僕らのような好き者^^;は吸い寄せられますね(笑)



湯平荘のなかでの顛末は、三郎青年の母親が昔この旅館で女中をしていたのですが病気で死んだので、好きだったこの湯平温泉に母親の遺骨を抱いて旅をしてきたと言う、まぁ無理のない設定です(笑)。
そこで寅たちが法事を行うと言うのは、はなはだ突飛もない発想ですが、それは映画の脚色なんで、ある程度の非現実生がなければ退屈です。
泣き笑い込み込みの「三郎の母@法事」お話は、本編DVDをご覧になっていただくとして、ロケ地派としては次に進みましょう。

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【12】 駅へ行くまでに休憩した民家



お焼香事件から一転、それぞれは旅館、「湯平荘」を後にして帰る事になります。寅の場合は相変わらず何処に行くのか判りませんが、とりあえず駅へ向かったようです。
駅にさえ行けばどこかに行けるのは、かの山下清画伯もおっしゃってましたね(笑)
 実際、湯平温泉から国鉄湯平駅に行くのにはかなりな距離を歩かなくては行けません。地図上で計ってみますとやく4km。普通に歩いて1時間余りかかる計算になりますから、重いカバンを持つ寅が休憩するのは当然です(^o^)
 寅は先の旅館での法事に際し、焼香の火種を直につかんでしまうというギャグを演じた結果、指先にやけどを負って途中の民家で治療をしてもらっています。どうも馴染みのようですね。

訪問した当日、住民の方が畑に出られてましたのでお聞きするとロケ地で「間違いない」とのこと。ご本人ではありませんでしたがロケの裏はとれました。こう言うロケ地は表に詳細が出ないので探しにくいのですがGoogle earthを駆使すると見つけることができます。
特に「男はつらいよ」シリーズは順番に撮影されていることが多いので、このように「湯平温泉」から「湯平駅」までの道をGoogle earthドライブをすると以外と短時間で探せたりしますね。

大分県由布市湯布院町湯平732 周辺地

Pinpoint Map !  大きな井戸は今はゴミ焼き場(^0^;)です。


当日、お家の方がおられたので許可を得て撮影しました。道路を挟んで田んぼだったところは宅地造成されて家が建っています。造りから、そこそこ新しい家で、おそらく息子さんの代の「新宅」でしょう。




よく見れば道路の白線が現在はありません。メインの太い道路が近くにできているので、この道は管理上、格下げになっている物と思われます。当時は駅に行く一本道だったのでしょうか?

↑↑↑右側の車庫はツタまみれ(^0^;)左の小屋は撤去されています。↓↓↓

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【13】 湯平駅




上の民家から歩いて10分はかかるかな?JR九州(当時国鉄)の湯平駅は、今でも驚くほど何でもない山間にぽつんとあります^^;当然無人駅ですが、駅舎的には線路を歩いて渡るのではなく、ちゃんと階段が付いていますからそんなに小さい物ではありません。
寅たちが話をしながら座っていたベンチには、階段で反対側のホームに入らなければなりませんね。
今でもホームの南側は遮る物がなく、遠くに山々の風景が広がります。

「これでいい?」

「あっ、あんがと(^o^)」


相変わらず浮き足立つ演技は見ていて恥ずかしくなるほど素晴らしいですが(笑)

Pinpoint Map !

ベンチから駅舎方向(北西)を撮したカット。かおりがインスタントカメラのフィルムを巻き上げてパシリ!
寅は独身か、恋人はいるかなど色々探りを入れてきます。まだこの辺までは蛍子ちゃんにアンテナは向いていますね(笑)

「なんだい、その理想ってぇの?」

「理想というのはね、お金持ちで、背が高くて、スマートで・・・
        ハンサムで!」

       
パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

「だめだぁ全然オレ当てはまらねぇ〜(笑)」




しかも、階段を渡ったホームには待合室に男はつらいよロケの展示物があり、撮影に使われた(同じタイプ)ベンチが置かれてあります。同じ場所でよかったのにね(笑)

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【14】 養徳寺@(杵築市)



寅と蛍子ちゃんたちが別れを惜しんでいる頃、三郎青年は車で母親の納骨に故郷のお寺に来ています。
ここで親族が数人出てきますが、流れ的には東京で死亡、お葬式を済ませて49日にあわせて大分にやって来たって事ですね。
作品中のイメージは天涯孤独で一人旅と言う感じでしたので少し??でした。

養徳寺は作中でも表示されているのでたどり着くのはたやすいですが、お墓の位置を確定させるのには少々難儀します。

養徳寺のお墓へのアプローチ。大体同じだろうと思われる場所から、墓位置方向を見た感じですが、少し違和感があります(^0^;)
逆方向からかな?とりあえず、墓地以外は激変している模様です。

Pinpoint Map !

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【15】養徳寺A



男はつらいよシリーズでは、お墓参りのシーンも多々あります。
僕が訪れたのは第8作第32作の岡山県高梁市、第27作の広島県大崎下島、第44作鳥取県など全てが本当の墓地で撮影されていますね。さすがに墓標は作り物で、場所は偶然に空いていた場所です。(第44作は地元の名家ですが^^;)

ここ養徳寺でも墓は墓地真ん中辺りの空き地、おそらく枯れた仏花などを集積しておく、いわゆるゴミ捨て場だったのでしょう。今も変わらず空き地のままで、長年積み重なった枯れ草がこんもりと盛り上がって良い土壌になっていました。


あれから30年、積み重なった枯れ草が盛り上がっていますがスイセンはは昔のままに咲いています(O´∀`O)
映画では左に見えている石垣が、現在では地面が盛り上がって見えにくいですね。


お墓のピンポイントは背景の建物の屋根や、既存のお墓から割り出します。墓標というのは長年変化がないマンメイドストラクチャーなので、映画のなかで読み取れる墓を特定してそこから場所を見つけ出します。
ここでは画面左部分の墓の文字と2軒の家の屋根に注目して下さい。



二つの屋根と文字が読み取れる墓の位置関係から、三郎青年の母の墓標位置方向が確定されます。この写真からでも現地の地盤が盛り上がっていることが判りますね!


それではこのカット、もう少しUPで見てみましょう(O´∀`O)ノ

↑↑↑その良く字が読み取れるお墓がこれ!↓↓↓

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【16】養徳寺B



納骨(と言っても土中に埋めただけらしい・・・)をすませた三郎青年が、親族と別れて車で寺を後にします。
このシーン、現在では特定することができません。養徳寺がある地域には、道沿いに5つのお寺が並んでおり、墓場は一部重複しているようです(これは古いお寺ではまま見られることで、第8作の博の母親のお墓も、巨福寺と寿覚院の不明瞭な境界線上にありましたね)さらに、本殿、通用門などもかなり新しい造りで整備されていましたし、鐘撞き堂は移築、改築されているようで特定できませんでした。

ただ、この5つ並んだお寺の一つ、正覚寺〜妙徳寺の写真・・・・・似てますねぇ(笑)聞き込み調査が必要な箇所ですが、残念ながら今回は時間制限のため叶いませんでしたm(__)m


Pinpoint Map !  正覚寺のアプローチから妙徳寺の鐘撞き堂を見ています。

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【17】志保屋の坂まで @



親族に見送られた三郎青年は養徳寺から志保屋の坂方面にくるまを走らせます。なぜか太い道を通らず、狭い道を抜けて行きますが、現在は其処から志保屋の坂に抜けることは不可能で、もう一度本道に戻って行きます。
理由は分かりませんが、車窓的には寂れた風景になっているので良かったのかも知れませんね。前述の通り、妙徳寺の鐘撞き堂前から出発して左折、次の複雑な交差点がこのカットです。右側の凝った塀は未だに美しく維持されていました。

Pinpoint Map !

三郎青年のブルーバードが通過する経路図(一部予想) 所要時間2分(笑)

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【18】志保屋の坂まで A



三郎青年はハンカチで涙をぬぐいながら、なぜか裏通りを進みます(笑)
おそらく、ですが、素直な順路は撮影不可だった可能性もありますね。
画面左のブロック塀はそのまま、右手の白壁は朽ちてきていますね。ほぼイメージ通りにのこっています。

Pinpoint Map !  車窓風景の動画からの切り取りです。



車は迂回して本道?に戻り、左折して志保屋の坂に向かいます。通りは一つが大きい石畳の道で、かなりな勾配で下っていますねぇ。雪が少ないとは言え、ちょっと冬場は怖いかも・・・
右手の家は外構も母屋も改修の後がうかがえますが、左手の家は基本的なレイアウトはそのまま。ブロック塀はおそらく当時のものでしょうね。

Pinpoint Map !

youtube  ← 養徳寺から志保屋の坂までカット無し。すぐ近くですね(笑)

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【19】志保屋の坂



ほどなく「志保屋の坂」(作中では塩屋と表記された看板が読み取れる)で、まず蛍子さんを見つけます。実際に走ってみると、お寺の門からゆっくり走っても3分くらい?(笑)で到着です。

目ざとく蛍子を見つけた三郎青年は

「良かったらどうぞ!良いとこまで送ります」

当然、めぐみさんも付いてきますし、なぜか寅までいると言う(笑)

Pinpoint Map !

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【20】 さぁ行けっ,青年!



結局、寅次郎と蛍子達は湯平駅で別れたわけではなく、3人で湯平からここ杵築まで電車で来たと言うことになります。大分でも中々渋いところばかり訪れておられますねぇ(^0^;)映画だとしても、この土地の選択は渋いです。臼杵→湯平→杵築と賑やかな別府、大分を外しています。
3人を乗せて男二人女二人のブルーバードは「やまなみハイウエイ」をドライブしてまずは「九州自然動物園アフリカンサファリ」へ、そして「城島高原パーク」と「男はつらいよシリーズ」にしては珍しい行楽コース(笑)もちろん現在は動物や遊具などは代謝されて撮影当時とは様変わりしているでしょう。
 このあたりは余りにもメジャーすぎて、ロケ地探索的な好奇心が中々湧いてこない^^;シーンなので一応紹介だけでm(__)m
お時間が自由になる方は、ぜひ一度寅たち御一行の足跡を辿ってみて下さい(^o^)


 【九州自然動物園アフリカンサファリ】  Pinpoint Map !  

住所: 〒872-0722 大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1
電話:0978-48-2331



 【城島高原パーク】  Pinpoint Map !


住所:〒874-8666 大分県別府市 城島高原123

 【やまなみハイウエイ】は大分県と熊本県を結ぶ県道11号線線で有名なドライブコースで。基本、撮影時と変わりません。どこで撮影されたかの検証も中々根気のいる仕事で、ワタクシは途中で放棄しました^^; youtubeなんかの動画をチェックするのも手ですが、ピンポイントはそれでも絞りにくいでしょう。


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【21】 別府港での別れ



遊び回った一行は蛍子達を別府のホバークラフト乗り場まで乗せて行きました。
当時、まだホバークラフトが別府港〜空港間に就航していたのですね〜このホバークラフト乗り場は第12作「私の寅さん」でも出てきます。
この作品では別府→大分空港ですが、第12作ではとらや一家が別府〜阿蘇旅行に来ましたね。昭和では東京から飛行機で大分空港まで来て、そこからホバークラフトで別府湾、バスで阿蘇山までというのがメジャーな観光ルートで、修学旅行もこのコースが多いですね。僕も神戸からフェリーで同じく別府→阿蘇の行程でした(笑)


第12作私の寅さん

さて、話しを「花も嵐も寅次郎」に戻します(笑)

「蛍子さん・・ぼっ、ぼくと付き合うてくれませんか!」

別れ際、三郎青年は唐突に蛍子さんに告白します。ぼくとつな青年にありがちな、突拍子もない意思表示に、蛍子さんはつれなくきびすを返してしまうのですが、後にこの二人が現実の世界で引っ付いてしまうと言う事を考えながら観ると思わずニヤついてしまいます。

今はもうないホバークラフト乗り場、左側の監視小屋?と赤灯台は残っています。

Pinpoint Map !  大分県別府市船小路町 別府交通センター前



「寅さん、東京に帰ったら教えて?柴又に行きたい・・・」

この蛍子の言葉を聞いて、三郎青年は告白する勇気を出したのでしょうか(笑)
別れ際の寅はどの作品でも粋であっさりしています。これは三枚目の宿命なんですねぇ〜しつこく食い下がらない。下がれない(^0^;)いったん引かなければ、相手は振り向かないことを熟知しているのでしょう。さらに渡世人の引け目って言うのがあるかもしれません。


Pinpoint Map ! 後ろに映っているのが「別府交通センター」のビル。ほぼ当時のままを残しています。


あっさりふられた三郎青年は恋愛の手ほどきを受けるべく、今度は寅を誘います(笑)

「寅さん、良かったら僕と一緒に泊まりませんか?教えてもらいたいことも有りますし・・」

嫌がる寅にしつこく食い下がっています。左方向に尖って見える山が、あのお猿で有名な高崎山。第12作では寅とよく似た性格の猿がいるとされた山。このとき寅は置いてきぼりでしたね(O´∀`O)

Pinpoint Map !



さて、三郎青年や蛍子たちと絡む大分ロケはこれで終了。
東京に帰った三郎青年は寅に蛍子との仲を取り持ってくれるよう頼みます。一方、蛍子は親の進めるお見合いにも気が乗らずとらやを訪ねます。
 段々と二人の距離が近づいてきましたね(笑)やがて一芝居打って無理矢理引き合わせて、結局、成就しちゃった(O´∀`O)
さらに数年後には本当に成就しちゃったんだねぇ(笑) ヽ(^。^)丿ヒュウヒュウだよ!


旧;矢津遊園

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【22】鉄輪温泉(かんなわおんせん)



さて物語は毎度の通り^^;冬作品なのでお正月のとらや。ほとんどのマドンナがとらやに手伝いに来るのですが、蛍子ちゃんも例に漏れず割烹着姿でお手伝いをしています。そこへ黄金の予定調和である寅の電話です。第30作までくるとこの予定調和を観る人も判っていますね。
寅が電話を掛けている場所は別府市にある鉄輪温泉。街中の側溝から温泉の煙が吹き出ています。

「おぅ・・・そうかそうか。これから色々あるだろうけどな。なんてったってお互い、惚れ合ってることが一番だから・・・」

独身者のセリフじゃねぇぞ(笑)
寅の左後ろに映る二階建ての小さなビルが目印です。電柱、規制看板は当時と同じですね。

Pinpoint Map !  当然、今は電話BOXはありません。カーブミラーの位置です。



「あぁ、帰る帰る。うん、そのうち帰るから、ん・・・そこに三郎青年は、い・・・・いないのか」

180度逆方向のカメラ位置。後方のマンションらしき建物が映ります。

Pinpoint Map !


帝釈天の参道や龍野の醤油工場前など、映画より実際の方が狭く見える所もありますが、ここは映画より少し広く思えます。
電話BOXがフレームになっていたからなのかな?

僕が鉄輪温泉で一番期待してた「ヤングセンター」このベタなネーミングの芝居小屋って、現代でもあるのかな?と(笑)
なんのなんの^^;大入り満員じゃありませんか(^O^)
今回、湯平温泉を含めて、正月を外しているとは言え、どこへ行っても閑散としていました。が、ここは人も車も多かったです。駐車スペースがないのでヤングセンターさんの前にハザードを出して停車して写真を撮りました(^0^;)

Pinpoint Map !

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【23】  永福寺 (鉄輪温泉街の寺)



「さぁ鉄輪温泉にご滞在の皆様、新年明けましておめでとうございます。・・・・」

このシリーズのエピローグ、冬作品ではまず「たこあげ」、夏作品ならおばちゃんの氷掻きかスイカ切りではじまります。そして、とらやの喧噪の中で1本の電話が(笑)
寅さんは決まって、地方のお祭りにいます。 

よろしな(o´∀`o)この流れ。このエピローグが始まると、「おっ、もう終わりやん!最後までしっかり見なアカン」と毎回、毎回、思うのであります^^;
バイをする「永福寺」は、寅がとらやに電話した公衆電話の四つ角から西へ7、80m行ったところにありまして普段はそんなに賑わう場所ではなさそうです。


Pinpoint Map !  大分県別府市風呂本1番地


寅の口上にあわせてエンディングが流れ始めます。

別府市内を車でウロウロ走ってみましたが、この鉄輪温泉周辺が一番湯煙に包まれていました(笑)本当に側溝の中を「掛け流し」?^^;
映画の湯煙は、いくらなんでも凄すぎます(笑)多分、撮影用にバルブをゆるめたのでしょうね。

場所は「国東荘」と書かれてあるので「湯煙通り」でしょうが、車の関係で先に進めませんでしたので手前の角から逆方向に撮しています^^;
どうぞ、ここは歩いて温泉の香りを嗅ぎながらロケ地を楽しんで下さい。

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さて第30作「花も嵐も寅次郎」大分ロケ地突撃報告はこのくらいで^^;
沢田研二が若いし。タイガースを解散してソロになってからも良い曲HITしましたね。なぜかアルバム(テープ)買ってました。今もデジタル音源で車での中でかかっています。

30作台に入ってから、割とマドンナの選定や寅のポゼッションに錯誤が見られて、作品にもそれが表れています。渥美さんの体調もあったのでしょうか・・・・・
寅さん好きの中でも30作台は決して評価は高くありませんが、どの作品もそれなりに楽しめます。ゲストマドンナ個々の出来、不出来は、それを選んだ大人の事情に関わる部分が多いですからね。多少の事には片目をつむって(笑) そう、結婚生活と同じようにね(o´∀`o)

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