男はつらいよ 第46作 寅次郎の縁談


恋の島、琴島(ことしま)の秘密!(^O^)
 


体の左半分だけ黒が入っている高見島のネコ



第46作「寅次郎の縁談」は満男シリーズ^^;の中で僕が一番好きな作品です! 亜矢ちゃん(城山美佳子さん)最高です(笑)
毎年の恒例行事となりつつある、日本一ディープなロケ地旅、今回は瀬戸内の小島を舞台にした満男(吉岡秀隆くん)の恋愛物語が中心です。寅さんは残念ながら覇気がありません(^0^;)

物語は満男が大学4年生の設定、22才(23才^^?)の秋、なかなか就職が決まらないのでかなり苛立っていました。期待していた会社が最終選考でアウト!になったのが原因でキレてしまいます。


「父さんは大学行けなくて、とても悔しいしたんでアンタが代わりに行ってちょうだいって・・だからオレ、行ったんだぞ!」

 
(^O^;)つパシッ!


↑↑↑ よく見れば、3人とも棒立ち^^;で博のパンチも腰が入ってないですね(笑)

父親の博(前田吟)に殴られたのをきっかけに家を飛び出した満男は東京駅21:00発寝台特急「瀬戸」に飛び乗り高松に向かうのでしたが・・・・いつの間にか琴島と言う小さな島に居着いていました(^O^)

まず、ディープなファンならすでにご存じだとは思いますが、ここから先に話を進めるにあたって頭に入れていただきたいのが

 琴島 = 高見島 + 志々島
  
   

琴島と言うのは映画上の架空の島で、実は瀬戸内海に実在する二つの島で撮影して編集しています。海岸沿い、畑は志々島。で、坂道、家の中は高見島と言う色分けって感じですかね(笑)? 実際のロケ隊は多度津からチャーター船で通勤されていたそうです。

*解説はいつも通り時系列で書かせていただきます。島別、ポイント別でご覧になりたい方(ロケ現場などで)は各島のMAP中の項目をクリック(タップ)してください。ここに戻ってくるにはロケ地図へでどうぞ(^O^)

【1 マップ高見島】 


【2 マップ志々島】      *【14】~【16】のお花畑は北の部分にもかかっていますPinpoint Map !



  【3】漁師の時間とは・・・夜明け前の漁     志々島

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DVDの39分あたりから琴島(志々島)ロケが始まります。満男はいつの間にか島の生活に馴染んでいて、漁の手伝いをしていますね。大きなガザミ(ワタリガニ)が網で引き揚げられています。

Pinpoint Map !
  


 「大きいですねぇ!」 満男

ガザミ(ワタリガニ)
は僕も幼少の頃、よく見かけました。たまに投げ釣りなどでも釣れます(^o^)


満男は柴又を飛び出したときとは明らかにテンションが違います。すっかり馴染んだ感じが良く出ていますね。家を飛び出してから何日経っているのでしょう?
寅が迎えに来るのがこの日の朝として、少し前のとらやでのセリフから

「いつごろからだい?」
「ちょうど一週間・・・今日で八日目よ?」



最速で、次の日に寅が琴島入りをしたとすれば、九日目の午後になりますね(^O^)

満男がお世話になっているおばさんと漁に出ているシーンから琴島ロケは始まります。このおばさん役は志々島の実在(当時)する女性(高島孝子さん)で、映画でセリフがあるシーンは松金よね子さんが演じてます。
 当然、”リアルな夜明け前のロケ”ですから女性の地元、志々島沖合でロケをしています。画面の左に亀傘島(おわん型の無人島)が見えますね。この島は度々出てきますから、この島が映ればカメラは志々島から多度津方向(南)を向いている、と言うことになります(^O^)



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【4】漁の帰りは遠回りで(笑)

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夜が明けて琴島に帰る途中の風景ですかね。何故か逆方向に行くのはいつも通り^^;?光の加減なのでしょうか、船は西から東方向に向かっていますよ(笑)

カメラ位置は瀬戸大橋が架かっている「岩黒島」の南端から与島方向を撮しています。岩黒島は車で乗入れ出来なくて、定期船もないと言う、少し変わった島ですね。ごく小さい島に巨大な橋の橋台があるのですから仕方ありません。ですから、今回の取材でも現地に立つことは諦めました(^0^;)
  *どーしても行きたい方は路線バスでどうぞ!(笑)

Pinpoint Map !

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【5】 琴島へ     志々島


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定期連絡船(粟島丸)は琴島(志々島)の港に向かっています。映画では満男達の乗ったごく小さな漁船の横を、大きな定期連絡船が追い越していきますが、実際にそう言うことはないでしょう。横波にやられちゃいますねぇ(笑)

Pinpoint Map !

危ない^^;近づきすぎ


さて、琴島の港のモデルである、詫間町志々島へ渡るには、連絡船を使うか、海上タクシーを使います。
志々島行き帰りの時刻表と料金を見ていただくと分かりますが、1日3便しかありません。四国からの一番早い便で8:30発。これに乗り遅れると12:45までありません(^0^;)海上タクシーの利用を余儀なくされます。で、帰り便の最終が15:50ですから、朝一番に乗り遅れますと、実質上陸時間は2時間(笑)これではロケ地回りどころか、休憩すれば終わりですね。

志々島ロケ地を日帰りされたい方は、ぜひ始発8:30に乗り遅れないよう!・・・・・
      
我々のように|д゚)・・・・・・・・・・|彡サッ
ちなみに海上タクシーですと3人で片道(宮ノ下~志々島間)¥4000-です。(2015年5月調べ)


宮ノ下港の駐車場、船着き場は非常に分かりにくいです! 下記のマップでどうぞ!ちなみに最寄りの船着き場はNAVIでHITしにくいと思われます。

Pinpoint Map !
NAVI用目標物 介護老人保健施設 白寿の杜 香川県三豊市詫間町詫間1338-170 0875-83-3030

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  【6】 島内放送    志々島

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「お知らせいたします。中央病院の高島先生がお見えになりました。今日のは診察は10時から12時半までです。患者の皆様は遅れないようにお越し下さい。」

ロケシーンは「島内放送」で医者と看護婦さんが来たことを伝えている島内放送の俯瞰シーンから始まります。
中央最上部に亀傘島が見えますからここは志々島で、高羽カメラは家並を見下ろす最上部に位置する一軒家から。ピンポイントの現在は茂みで入りにくいです。この家も現在は廃屋でした。


Pinpoint Map !
 ↓↓↓ 撮影;吉川孝昭氏

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  【7】往診の家    高見島

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大聖寺(だいしょうじ)と言う今は無人のお寺の鐘楼門(しょうろうもん)です。上記の放送途中から桜井センリさんが掃除をするシーンが映りますが、なんとここは、琴島(高見島)の一番てっぺん(笑)
二つの島を上手くシンクロさせて、一つの島に仕立ててあげていますね。
映像だけでなく「島内放送」と言う音声をつかった意味もここにあります。



Pinpoint Map !


ちなみに坂出葉子(松坂慶子)さんや田宮善右衛門(島田正吾)さんらが住んでいた、このお寺の向かいのお家はすでに跡形もなく解体されています。かろうじて階段だけが残っていました。

 

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  【8】 漁のあとで①     志々島
  

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撮影場所は志々島港に変わります(笑)満男は漁船を水洗い中(笑)
基本、この映画、海辺のカットは志々島で撮影しています。


Pinpoint Map !

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  【9】 漁のあとで②  志々島

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「ほんなら頼むで!」

「はいっ、あっ!おばさん、今日ママカリ漁に出ますか?」

「市場の値が悪いけん、今日はやめとくわ」

この小型漁船、ほぼ同じ物は志々島に係留されています。おばさんが歩く浮桟橋も、おそらくは当時のままでしょう。何故、突堤に直に繫がないでワンクッションおいた浮桟橋に繫ぐのでしょう?

これは瀬戸内海独特の干満の差にあると思います。干満差が4m近くになりますと小さな漁港では、係留ロープをかなり長くするか、このような浮桟橋を設けるかになります。たくさんの漁船をつなごうと思えば浮桟橋利用になるのですね。

ちなみに一方の高見島は港湾整備が進んでいて、撮影当時から漁船は大型化しており、昇降は既設の階段や独自の架け橋を利用していました。



Pinpoint Map ! 下の二隻並んだ船がほぼ同じ型。右のはもしかして・・・



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  【10】漁の後で ③     志々島

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 「・・・ついでに隣の伊勢谷さんの畑も手伝うてくれるんな?」

 「ぁっ、いいですよ!」


 「助かるわ~ 若いもんがおると・・」

おばさんは船から先に上がり、船の洗いを満男に任せて昼からの予定を指示します。人使いの上手な上司です(笑)上のセリフ、つぶやいているようですが、満男の耳に届いているのは言うまでもありませんね(^O^)
さて、おばさんとかぶるようにして映るのが、この墓群、両墓(りょうばか)の片方の埋墓(うめばか)と言います。

Pinpoint Map ! 志々島では「大楠の木」と同じくらいに有名な墓です。


 この両墓とはまだ土葬であったとき、遺体を埋葬する場所と別の場所にお参りするお墓を建てたそうなんですが・・・・
島の一等地にミニチュアの家群が見られるところはそうそうありません。興味がおありの方はこちらでどうぞ!ちなみに、山田洋次監督が志々島をロケ地に選んだ決定打が、この埋墓の景色だったそうです。
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  【11】 診察の後で ①  高見島

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 満男とおばさんが一仕事を終えて帰港ししてきた頃、亜矢ちゃんと高島先生は島の頂上近くにある田宮善右衛門(島田正吾)のお屋敷で、坂出葉子(松坂慶子)さんの往診中でした。その帰り・・・

「・・・あの人、本当の娘かい?あの爺さんの、、」

「この島の人の噂だと、愛人のこどもだとか!」

「う”ぇ~」



Pinpoint Map !


大聖寺の前にあった田宮善右衛門(島田正吾)のお屋敷は、撮影当時に空き家で現存していましたが、今は基礎を残して綺麗に取り壊されていました。取り壊し方も廃墟を待つのではなく、人工的に取りこわした感があり、実際も雄志であったことがうかがえますね(^O^)

さて、この坂とか階段とか、後でたっぷり出てきます。(*´▽`*)


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  【12】 島の交差点?(笑)    高見島

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「昨日の虫刺され、ようなった?」

「うん・・だいぶいい」

「ねぇ、石けん付けたり、擦ったりせんほうがええのよ!」

「わかってる・・(*^^)」

葉子さんの診察を終えた高島医師と看護婦である亜矢ちゃんは、下世話な世間話をしながら坂を下っていきます。
シーンは少し歩き進んで、島の階段のある交差点?で満男と出会います。ここはロケのラストでも出てくる道で、高見島の生活道路のメインになりますね。

高見島自体は、志々島より港湾整備が進んでいて、岸壁も撮影当時からコンクリート護岸ていて、海岸沿いの道路などは本土と比較しても何ら遜色ありません。
しかし、生活する家々は、その一見都会的な海岸沿いから、急な階段を上らなければなりません。で、何カ所かある北向きの階段を息を切らして登ると、必ずこの亜矢ちゃん達が歩いている「東西に延びる狭い道」に出てくるのです。

Pinpoint Map !


ここは画像ではよく見えませんが、左右(東西)に二カ所、階段が設置されています。家屋以外はすべて残っていますね。
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  【13】 海の見える窓辺  高見島  

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亜矢ちゃん達とすれ違ってから、満男はお世話になっている家に帰ってきます。その家は先ほど高島先生と亜矢ちゃんが往診に行っていた島の頂上付近にある名家で、そこで葉子さんと父親の田宮善右衛門は暮らしていました。

家の中や庭はいつも通りセット撮影ですが、ただ一つ、善右衛門が見る窓辺の風景は、この高見島のロケで使われた家の二階から撮されていますよ(^O^)
BGMとしてクラシックのタンゴが流れています。

お寺から見た取り壊された家。この二階から海を見ています。下の家の段違いの屋根越しに海を撮っているのですが、今回の取材では高羽カメラ法線上に立つことは出来ませんでした^^;
Pinpoint Map !

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  【14】 お花畑にて①     志々島

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「満男さぁん~なるべくちゃんと張ってなぁ!」

「ぁ、はいっ」

高見島のタンゴ音楽をBGMにした、けだるい午後の風景から一転して、ここは志々島の東部にある、丘の尾根を中心に東西に展開する花畑です。
値段の安いママカリ漁を止めて、花畑の手入れを選択したおばさん、半農半漁の生活なんでしょう。
ここの島に住んでいる人々はみんなそうなんでしょうが、需要と供給のバランスを調整しているなんてスゴイですね(^0^;)



花畑で満男が任された仕事は「花の倒れ防止用横ひも張り」です(笑)
ここの島の花は、昭和の時代には日本各地に船便で運ばれていました、れっきとした売り物ですから、真っ直ぐな立ち姿でなくては商品になりません。なので、このように細かい間隔で支柱を立て、細ひもを張り巡らしているんですねぇ。
割と細かい区割りでひもを張り巡らしているようですが、こうすることによって後は刈り入れまで、農薬散布と肥料やり(満男いわく肥を担いで^^;)を定期的にやっていれば良いと言うことでしょう。
刈り取り時には、端からひもを外していくんですね!

ちなみに僕達が訪れたときには、ほとんど花の植え付けはやっていなくて、案内していただいた島の人がおっしゃるには、もう今年で全部終了だとか・・・・・・・そうなるとあっと言う間に木→林→森になりますなぁ orz

賑わっていた昭和14年頃の写真


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 【15】 お花畑にて② 亜矢ちゃんの見た風景  志々島

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「ハァ ハァ、ハァ・・スゴイ汗 大丈夫?」

亜矢ちゃんが「ホームヘルパーの上岡さん」のお手伝いで、亀井さんのおばあちゃんの所へ行く途中、らしいです(^0^;)
ここのシーンは順路ではなく、全くの遠回り。もちろん、当時の志々島のメイン産業の花畑風景を入れたかったからに違いありません。
画面左の道具小屋、グーグルアースで見たときに、あやしいトタン板の形が見えていたので、もしかすると現存するかと期待して行きましたら、ありました(笑)こういうのが残っていると嬉しいです。

ただ、古い映画のロケ地では、家屋などの木造構造物は、現存していても朽ちて行く運命にあるか、すでに取りこわされているか、どっちかなんですよねぇ・・・・


Pinpoint Map !  お花畑は、とりあえず上がってみて下さい。絶景以外、例えようがありません。

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  【16】 お花畑にて③ 亜矢ちゃんの見た風景  志々島

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「おばさーーん!お爺ちゃんの具合、どんなん」?

「ありがとーだいぶようなったで!」


カメラは道沿いに下って畑全体を見渡しています。右奥の小屋が先ほどのシーン。
こうやって見れば、撮影当時も道から左(西)半分は花が作られていないので、やむなくこの位置まで来たのだと思います。
作られている歯黄色い花はキンセンカ。詳しくは花と叔父さんでどうぞ(^0^;)

昔は尾根を中心に東西がお花畑でした。

3つの小屋が変わらない位置にありました。こう言うの、なぜか嬉しいです^^;


*お花畑への行き方
ここへ行くには多少難儀します(^0^;)と言うのも、通路は細く折れ曲がり、他人様の庭を突っ切るような感じです。いわゆる私道(生活するのに必要な道を提供している個人の土地)を通り抜けます。もし、人の気配がしたら「スイマセン!お花畑へ行くにはどう行けば良いですか?」って大きな声で聞いて下さい(^O^) 多分、快く教えてくれると思います。(後から見てみますと、当日は通っていませんが、順路で行けば問題ないと思います。)



サムネイルの順番にたどって行ってみて下さいね。スタートは埋め墓の左にある記念碑の横の道を山の方向に進みますが細いです^^;不安になるくらい細いです。山の麓からコンクリートの階段が続きますが雨に濡れると滑ります。


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  【17】 亀井ばぁちゃんの家から    志々島

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花畑の近道(笑)を通って、亜矢ちゃんと上岡さんは、隣の集落の「亀井ばぁちゃん」の家に介護のお手伝いに行きます。
ここから物語の撮影は、しばらくの間、完全に順路をたどっていきますから、ロケ地ファンにとっては嬉しい事この上ありません(^o^)

「本村」から西に行った小さな集落「宮ノ浦」にある亀井家は、寝たきりのおばあちゃんがいるだけ。そのおばあちゃんの、いわゆる出張Dayサービス?って言うのかな?

「はいっ寝ますよ~」

「はいっ」

「しんどくない?」

「はい・・」



↑↑↑の手箕(てみ)に書いてある名前はここの家の住人、原藤重郎さん本人の名前です。
そして、亜矢ちゃんは上岡さんに後を任せて、一人診療所に戻ろうとしています。

「亀井さん、海、よう見える?」

「見えるよ」


Pinpoint Map !


まずは写真を見て下さい(^o^)/

撮影当時となんら変わらないお家。濡れ縁も、樋も、郵便受けも、ハシゴでさえ、そのまんまに残されていました。この日一番の感激です。
ここは我々プロ^^;の事前打ち合わせでも中々絞り込めなかった場所で、物語の多くが「本村」周辺の撮影でしたから「宮ノ浦」集落は見落としがち。
不肖、ワタクシめがGoogle earthの写真からここをチョイスしました。次のカットからおおよその平面をスケッチし、道路の曲がり方や屋根の切り欠けなどから探します。


↑↑↑ここは映画からそのままワープしてきたような感覚を覚えます↓↓↓


家の庭から下を見るカット

↑↑↑ 満男は何故ここを通っているか?はこの際不問(^0^;)そのままの風景(^o^)↑↑↑


ここは訪れた3人とも、いたく感動しました(^o^)

真ん中左に映るお家の方も元気でおられて、撮影当時のお話を聞かしていただきましたし、一番知りたかった「亀井ばあちゃん」は本当に「亀井さん」?と言う疑問にも嬉しい答えを出してくれましたし(笑)

そうです。亀井ばあちゃんはホンモノの「亀井さん(亀井好乃さん)」だったんですね!
ただし、「宮ノ下」のこの家にお住まいの方ではなく、「本村」からわざわざ来られたそうですが^^;


樋も郵便受けもハシゴも、全部当時のままです。


作中、落花生?を干していたゴザの上にあった石。
そのまま!

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  【18】宮ノ浦湾内での語らい  志々島

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宮ノ浦の亀井おばあちゃんの家で偶然^^;出会った満男と亜矢ちゃんは、二人で本村へ戻るんでしょうか・・・
その前に浜辺で語らいます。

「亜矢ちゃんは、どうしてこんなに寂しい島で働いているんだ?

「どうして言うて・・・大阪の看護学校出て、地元の役場に就職してここに来るようになったんやけど?」


Pinpoint Map ! 写真、逆光で設定を間違いましたm(__)m


前述したとおり、「本村」から少し西に離れた「宮ノ浦」の亀井ばあちゃんから、寅に出会うまでは順路で撮影されています。


亜矢ちゃんの言葉が正確ならば、撮影当時この島には57人の人が住んでいたはずですが、取材した2015/05/07現在で、なんと19人しか住んでいません。そしてこの宮ノ浦地区には3人・・・・・


本村

宮ノ浦


う~ん・・・・なんか、考えてしまいますねぇ。ヒョコヒョコ遊びに行ってはしゃいで、お金も落とさず(まっ、落とすところがないのだが)帰ってしまう本土の人間を、島の老人達はどう思っているのでしょうか。
そう言えば、この手が主題の映画は昔からたくさんありますね。瀬戸内海の小島を舞台にした家族や恋愛のお話は。ここで述べると切りがないので^^;次の機会にしますが、波のない静かな瀬戸内の風景は、こう言う切々、淡々とした話が似合うと思います(^O^)
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  【19】 宮ノ浦から本村への道  志々島

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満男はクワと背負いかごを持っていることから畑仕事の帰りでしょうか、二人で歩きながら本村の方向を向いて歩いているようです。
亜矢ちゃんの働く琴島診療所(志々島診療所)に行くのでしょうね。

宮ノ浦の浜から本村までは海岸沿いに細い道が1本だけ。幅は約2m、軽四がやっと通れるくらいのコンクリート舗装道です。岬を一つ超えるのですが、次のカットはその岬の突端。海岸へ下りる通路です。(現在は横板が常時設置されています)

「イヤダァ♡ 満男さんの腕、こんなに柔らかいっ!」

「ほら、私のと比べてごらん?肉体労働で鍛えとるけん」


Pinpoint Map !


イチャイチャすんじゃねーよ\(^O^)/


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  【20】 寅に遭遇!2分前(^0^;)の散歩  志々島

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「この島の暮らし、満男さんに向いとるんやないの?」

「いっそ島で雇ってもらおうか(^o^) 力仕事ならなんでもするし」

「もう雇われているやないの(*^^)/」

「あぁっそうかぁ(≧▽≦)」

この岬でぐっと近づいた二人は本村へ並んで歩いて行きます(^o^)
約200mの間、海岸沿いを歩きますが、大変分かりやすい場所ですね。


Pinpoint Map ! 右手の小屋はなく青の軽トラが放置されています。


背景は埋め立てて作った土地ですが当時も現在も有効利用されていません。あっ、今は山羊の食み場(^0^;)かな?

その埋立の角には、焼却炉が設置されていましたが、利用する人がいないのか現在は放置プレイされています。しかし、共同アンテナにBSのパラボラアンテナがあるなんてねぇ(^0^;)


Pinpoint Map !


さて、この直後、二人は寅次郎に出くわすことになるのですが^^;
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  【21】 寅、琴島(志々島)に現る!   志々島

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満男達がいちゃついていた頃、寅が島へやってきました。時間は少し遡ります。

「はぁ~この島か・・・・・・兄さんよ!」

「はぁい


「この島に呑み屋かなんかあるのかい?」


「ありまっせぇん」


「・・こりゃ長居は無用だ・・」


Pinpoint Map !


志々島唯一の船着き場です。生命線の定期便もチャーター便もここから乗り降りします。寅の乗ってきたのは粟島汽船の「粟島丸」で、我々が乗ってきたのは海上タクシーの「いせや」さん。 実は多度津で乗り場が分からず、朝8:30の便に間に合わなかったので急遽「いせや」さんに依頼しました。これは、もう海上特撮の雄、吉川孝昭氏(笑)に頼るほかはありませんでした。

船は実際には我々のように海に向かって左側に停まるのですが、撮影時は光の加減か、背景の加減か桟橋の右側に停まっていますね。
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  【22】 寅と満男の再会!? ①   志々島

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 島に着くとそこには島の観光案内図があります。もちろん琴島なんてありませんから松竹の製作物ですが、なかなかのヨレ具合で良い出来ですね(笑)もちろん、今は後ろのブロック塀も取りこわされてありません。

「ん~~ん・・こりゃ一回りすれば見つかるな・・・」

かろうじて基礎の石積みは残っていました。ここは洒落でも志々島の案内図と、寅がカバンを置いたベンチは設置して欲しいところ(笑)

「おまわりさん、この島には泥棒いないかい?」

「いません!
キッパリ 笹野高史

画面右は昔も今も連絡船の待合室で、島の人の自転車や手押し車が自由に出入りします。訪れた時は打ち立てのコンクリート舗装が眩しかったです。そう言えば港の防潮堤も新しかったですね~人口19人の島にも、まだ手を加えてくれています(^o^)


Pinpoint Map !

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 【23】 寅と満男の再会!? ②   志々島 

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さぁ、やっと寅と満男が再会します。以前の作品ですと、なにやら無理矢理、唐突感が多少ありましたが、今回はここまで自然に来ましたね(笑)さぁどうなるのでしょう(^o^)?

「こんちわぁ~」



「だれ?」   「・・・・・・」


Pinpoint Map !


とうとう出会ってしまいました(≧▽≦)

寅も満男達も、まったく順路でこの地点で出会います。他の場所で撮ってハメ込んだ?何てぇ事、していませんよ^^;この映画の地方ロケの魅力はここにもあるのです。シツコイですが(笑)

船を降りて、ドン突きの道を左に曲がると、もうすぐそこ。寅はカバンを置いてすぐに、このイチャイチャしている二人を確認したのに違いありません。
写真右下に見える階段が、後に寅と満男が話す場所ですね。
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  【24】 寅と満男の再会!? ③  志々島

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「こんにちわ・・・」

「こんにちわっ満男さん
ニヤ

で、亜矢ちゃんの方を見る寅(プレッシャー^^;)

「しっ、診療所の看護婦さんで亜矢ちゃんって言うんです。」

「こっ、こんにちわ~はじめまして・・」



Pinpoint Map !


場所は行けば判る、何でもない護岸の岸壁です。無機質なコンクリートが反って微妙な雰囲気を強調していますね。
ここから寅は階段に腰掛けて満男を説得します。もしかすると渥美さんの体調がすぐれないので、ここを選んだのかも知れませんね。

寅が腰掛けた階段の左上の「欠け」が当時のまま残っていました。こう言うのを見つけると単純に感激します。

さぁ、話を進めましょう。ここのカットは長めにありますから、どうぞDVDでお楽しみ下さい。出来れば亀井ばあちゃんのシーン【17】から見ていただくと、地理的な物が理解できると思います。
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  【25】坂道を上る寅と満男 序     高見島

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「さっ、案内しろ」

満男の固い決意に説得を諦めた寅はこの島に一晩泊まることにします。満男の宿泊先に泊まろうとするのですが・・・・

ここまでは志々島ロケでしたね!(^o^)
ここから満男がお世話になっている家、高見島の大聖寺前にある田宮善右衛門の家に向かうのですが、さぁて、高見島の坂はソコソコ大変です^^;取材当日も、「高見島 坂ものがたり 2015」と言うイベントの最終日でした。
僕達は朝、兵庫県は龍野を出発して昼に到着、多度津発14:00の船で高見島に着きましたので、イベントはほぼ終了間近でした。資料をいただいたボランティアの方には「申し訳ないですが先を急ぎますので」と失礼し、寅さんに特化した坂道に挑戦します^^;



高見島のメイン地区は「浦港」に面する街並で、港のあるメイン道路(車OK!)からいきなり20mほどの高低差をクリアしなければなりません。東西(図面左右)に少し緩やかなルートはあるものの、そのぶん距離が出ますからしんどさにおいてはさほど変わりませんね(笑)
船着き場からメインロケ地までは、広い道沿いに5分ほど西に歩きます。「シオマネキの浜」の少し手前に、青いフェンスに囲まれた階段が左手に見えますから、そこを上りましょう!すぐにロケ地ですぞ\(^O^)/
Pinpoint Map !   youtube  動画で確認してね!

 *高見島への渡り方

出発は多度津港 三洋汽船の乗り場を利用します。香川県仲多度津郡多度津町東浜13-4 0865-63-3131
Pinpoint Map !
駐車場は岸壁の無料駐車場を利用できます。
Pinpoint Map !
2015/06/01現在の時刻表 と運賃表です。


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  【26】坂道を上る寅と満男 ①     高見島

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高見島の坂道のシーンはこのカットから始まります。
ちょうど集落の中央辺りになります。ここの島も志々島ほどではないにしろ過疎が進んでいて、随分と空き家が見られます。
このカットの家はGoogle earthで探すのは簡単です(^o^)この四角いアナが開いた屋根、はっきりと映っています。
おおよそ瓦一枚分のこの四角い穴、いったい何のために開いているのでしょう?撮影時にはくみ取りトイレ用の臭突が近くに見えますから煙突かもしくは灯り取り?かもしれません。ちょっと謎案件^^;

さてここでのロケも志々島に続き、順路で行っていますので、ここを押さえれば簡単ですね。前述した「朝の島内放送(後半)」の通りに一本道でつながっています。


Pinpoint Map !

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  【27】坂道を上る寅と満男 ②     高見島

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「みっ、みっ満男ぉ~ まだかぁ~」

「もぉ~すぐっ!」

「フアッ・・・ハッ・・・・ハァ・・・・」

背負っていた篭に寅のカバンを入れて、クワの柄で寅を引っ張っている満男(笑)思えば花畑に仕事に行くのには少し大げさな道具立てですが、こう言う風に使うんだと納得(^O^)この格好ならジャガイモ掘りか白菜取りですよね。

先ほどの場所からさらに道なりに前進。高島先生と亜矢ちゃんが葉子さんの家から降りてきたとき、すれ違った階段のすぐ下になります。今は左側上下の家は取り壊されて以前の面影は全くありませんが、「石積み」と「階段」だけはそのままです。


Pinpoint Map !

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  【28】坂道を上る寅と満男 ③     高見島

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「もーすぐだよっ!」

前の場所から階段を上り、右へ進みます。映画のロケはこの交差点(笑)より左で行われることはありません。
満男の歩く先にはこの映画で有名な消防倉庫の二股路があります。この撮影は道路向かいの倉庫の陸屋根(ろくやね)の上から撮影しています。島では珍しい、コンクリートの建築物です。

Pinpoint Map !

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  【29】坂道を上る寅と満男 ④     高見島

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「満男!ちょっとまて、おまえ・・・orz

「えっ」

「もうすぐ、もうすぐって、どれだけあるかせるんだ!オレオレのこと・・・ハァハァ」


ここはいろんな「寅本」にも取り上げられている有名なロケポイントですね。中には手押しエンジンポンプ車が入っているのでしょう。島で火事があると、東西に走る「段差の少ない通路」をこの手押しポンプ車で火災現場近くまで走り、近くの消火栓か井戸の水をくみ上げて消火する以外になかったのではないか、と想像します。

Pinpoint Map !



手押しエンジンポンプ車


さて、ここで僕は大きな疑問を持ちました。
映像では現在の消火ホース格納庫(赤い箱)の所に、映画では白々しく「祠」があります。はたしてこれは当時、この場所にホンモノの祠があったのかどうか・・・・?

ホンモノの祠を撤去してまでホース格納庫を作るかな?(^0^;)

で、当日「高見島坂ものがたり」の催し物の拠点が、たまたま近くにあったので、高見島を古くから知る人にお聞きすると、「消火ホース格納庫」は当時から存在し、この祠は松竹さんの大道具さんの製作だったことが判明しました。youtube

この松竹大道具班による祠の後ろには、意味不明の箱も?これは井戸の上に設置されていた消火栓のポンプ施設を隠しています。

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  【30】とうとう葉子さんと出逢ってしまった ①   高見島

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歩くのをごねて止めてしまった寅を置いて、ねぐらになりそうな空き家を探しに満男が行った後、良いタイミングで葉子さんが家から降りてきました。松坂慶子さん、島の風景と日傘がよく似合います(^O^)

「おじさーん、大丈夫みたいだよ!どこの家でも雨漏りしてないから・・!

「はっ、あら!・・・・満男君のおじさん?」

「あっはい・・・一応・・・」

「まぁ・・こんにちわ~」


高羽カメラは消防倉庫の位置からほぼ動かず左右上下に振って撮影されているようです。

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 【31】とうとう葉子さんと出逢ってしまった ②   高見島

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それでは、さっさとお家に入りましょう(笑)

撮影当時から空き家だった、田宮善右衛門邸があります。前述の通り、建屋は綺麗さっぱりありません。田舎の家は山間地でも島でも、雄志やお金持ちは、すべからく、高いところに家を構えるべし!?なのかな(笑)
田宮家も例外なく高見島の集落の上端部に位置します。隣はお寺で上に民家が1軒あるだけ。
その二階の窓と同じ程度の高さで見ると、瀬戸内海の美しい風景が広がります。もったいないー^^;

「こんにちわ~」葉子

「もうようなったんか?」和尚さん;桜井センリ

「ハイッおかげさまで」

「おっかしな人(笑)」葉子

まるで吉本新喜劇を見ているような古典的なギャグですね。舞台ならみんなでコケるところですが^^;


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  【32】そりゃぁもう大騒ぎさ!      志々島

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「ほんでなぁ~あの人の歓迎と、葉子ちゃんの全快祝いを兼ねて、今晩みんなをお招きしたい言うとんや!」和尚さん;桜井センリ

「ほらぁ ええなぁ\(^O^)/」

葉子さんの家に転がり込んだ変な男が誰なのか?島中で噂になります。
舞台は高見島から再び志々島ロケへ。噂話はやはり人の出入りがあるお店から(^O^)
結局、寅は「満男のおじさん」と判明し、歓迎の宴を催すことになるのです。


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ロケ地は志々島の桟橋をおりて、突き当たりを右に行きますとすぐ(^O^)
唯一のお店だった「いせ屋商店」さんも店を閉められています。島の人がどうやって生活しているのか不安になりました^^;

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  【33】 雨の日ですが    高見島

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宴会は盛大に行われました。もちろんセット撮影ですが高見島の田宮邸の設定です。
次の日、寅は建前に乗っ取り、東京へ帰るつもりなので雨の中満男が送って行きます。



「満男さんは看護婦さんと所帯持ってこの島で暮らすんや。のう?」

「誤解ですよ!それは。僕と亜矢ちゃんのことをそんな風に言うなんて!」
「亜矢ちゃんに失礼ですよ!・・・・ナニイッテダ・・・・」


「怒りましたのぉ~(笑)」

満男はいわゆる「煽り耐性」が出来ていません。就職すれば苦労するでしょう。

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寅も格好良く去ろうとするのですが、そこに満男達が帰って来ます。

「おじさーん、連絡船、欠航だって!波が高くて・・」



2,3日連絡船が出ないのなら、あとは何日でも同じ事(笑)に間違いはありません。
めんどくさいおじさんです(≧▽≦)っ
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  【34】 4日も5日も連絡しなかった寅     志々島

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琴島が雨模様の日は東京でも雨でした。そこに寅からくるまやへ一通の絵はがきが届きます。

 

前略 都合があって帰れない。満男も元気だ、心配するな。 寅次郎




おばちゃんが「あれから4日も5日もはらはらさせといて・・・」とぼやいていますから、【3】の検証から満男が家出して、都合2週間は経っていることになりますなぁ(笑)


さぁて!そろそろ満男の恋物語も佳境に入りますよ(^O^)


ロケ地は高見島からまた志々島に移ります。港の前の空き地でお祭りの準備のようですね。季節感を出すためでもあるんですが、この子供神輿を高見島までわざわざ運び琴島(仮)のイメージを植え付けています。
カメラは「いせや商店」横の広場から。ちょうど今冬に防潮堤の嵩上げ工事が完了したようです。

Pinpoint Map !


高見島での御神輿のカット1:32:35~


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  【35】 琴島診療所   志々島

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祭り囃子のBGMに乗って亜矢ちゃんが働く琴島診療所の様子が写ります。

ぴょんぴょんと跳びはねて中を伺う満男に亜矢ちゃんが。

「満男さーん、お昼いっしょに食べへん?お弁当、作って来たんやけど」

「いいなぁ~」

「どこで食べよう!?」

「んじゃーあの丘の上。見晴らしの良いとこ

「わかった(^o^)」

ヽ(^。^)丿ヒュウヒュウだよ!ってか、好きにやってくれ!て感じですね(笑)取材当日にも、この診療所に看護婦さんがおられました(笑)が、やっぱり船で通っているそうですよ!


Pinpoint Map !


琴島診療所の看板は当然、松竹さんの作製ですがサイズは同じで作ってあります。「志々島診療所」の看板、現在は玄関口に移動されていますが、以前は映画と同じ位置にあった物と思われ、外した跡が残っていました。
現在の看板は丸ゴシック体(笑)時代の経過を感じますねぇ。


で、一方、寅はと言うと、葉子さんと金比羅参りへ・・・・・金比羅さんと言えば多度津ですもんね(笑)
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  【36】 セーターとKISS ①    志々島

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叔父が金比羅参りで葉子さんとよろしくやっている頃、満男は約束通り、亜矢ちゃんと丘の上の階段らしき所に腰をかけてお弁当を食べていますねぇ~青春ですねぇ~羨ましい^^;

「なに考えとるの?さっきから・・・」

「おじさん達、今頃なにしてるかなぁ・・って思ってさ・・」

「おかしな人やねぇ・・ええ年をしたおじさんのことを心配してるやなんて」

「いろいろあったんだよ・・・オレがガキん時から」


Pinpoint Map ! ↓↓↓あやしい二人は仲間です^^;ご心配なさらずに・・・

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  【37】 セーターとKISS ②      志々島

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「よせば良いのにすぐ好きになって・・・最後は必ずフラれるんだから!」
「一生、あれで終わるのかな~と思ってさ・・」

「惚れっぽい人なんやねぇ!」








  【38】 セーターとKISS ③      志々島

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「見てて歯がゆくってさぁ・・・」

「じゃぁ・・満男さんにも遺伝してんや! (๑´ڡ`๑)てへぺロ♡ 」

「どっ、どう言う意味だよ!?」

「さぁ (*^^)」

亜矢ちゃんは中々話の持って行き方(つまり、男性の攻め方)が上手いですね^^;僕クラスでもこんな攻撃には(数少ないながらも)あってきたので、何となく「来たな!?」と予感できるやり取りです(笑) スイマセン嘘です・・・






さて、物語の一番のヤマ(個人的評価)なので連発しましたが、場所は一カ所、凄く狭い通路で撮影されています。
志々島は本村の最北部に位置する「利益院(りやくいん)」と言うお寺の階段。凄く見晴らしが良いです(^o^)
  ↓↓↓「瀬戸内島手帖」より抜粋、詳しくは↓↓↓をクリックしてね!

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  【39】 セーターとKISS ④      志々島

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亜矢ちゃんは少し引きワザを見せて、次に大技を仕掛けてきました。ご存じ「セーター取っ替え作戦」\(^O^)/

「ねぇ!脱いで!」

「え”ぇ~っ(゚Д゚≡゚Д゚)」

「トレーナー脱いで!って言ってるの!」





現場で無理矢理セーターを取っ替えさせる豪腕、亜矢ちゃん(^O^)しかも、手編みのセーターときたら色んな意味で重みが違うし(笑)

自から昼食に誘い、身の上話から誘い水を入れ、かなり大胆にプレゼンテーション(^0^;)/・・・ってなんか手慣れているのか、天性の小悪魔要素を持っているのか・・・・

  亜矢ちゃんが次に取った攻撃は!?カウンター!(笑)

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   【40】 セーターとKISS ⑤      志々島

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亜矢ちゃんは手編みの白とブルーのセーターを満男に渡すと、満男が脱いだセーターを着て

「ん~満男さんの匂い!」

「やめろよぉ~臭いから脱げって~♥」

亜矢ちゃんは満男が追いかけてくるのを判っていて、走り出しました・・が、これも行き当たりばったりでなく、周到に計画された経路で、綿密に下調べ(まぁ、島での生活が長いので知ってたか(笑))していた廃屋へ誘導します。
おそらくお昼のおにぎりを握っているときから、天気や満男の仕事を考慮して「今日、決行や!」と思ったに違いありません。

このいわゆる「KISS小屋」(画像左側の建物の、一つ向こうの家屋)は当時から廃屋で、行くまでは現存しているのか不安でしたが、なんとか残っていました。画像で見えている小屋(手前)は完全になくなっていましたが、当の小屋は茂みに支えられるように残っていました。



Pinpoint Map ! ←満男と亜矢ちゃんが追いかけっこ(笑)したルートです。


逆方向からのカメラ位置で。奥に見えるのが利益院。

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  【41】 セーターとKISS ⑥       志々島

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なんとか残っていましたKISS小屋。残念ですが、もう程なく崩れ落ちる事と思われますねぇ。
ここからの映像は現地を忠実に再現した大船撮影所のセットというのが見解です。朽ちてはいますが現物とは微妙に違う部分が見受けられますね!

亜矢ちゃんを追いかけて満男が姿を消す小屋。

↑↑↑ 配置や通路幅などは似せていますが、細部に微妙な違いがみられす。↓↓↓




壁は映画の方が古くささを演出していますね!光の影に注意して下さい。セット独特の強いライトを感じます。

↑↑↑ ひさしを支える筋交いも、現物は細いです。それにしても夏でなくてヨカッタ(^0^;)↓↓↓




ヽ(^。^)丿ヒュウヒュウだよ! どちらかというと亜矢ちゃんの勝利!

↑↑↑ 階段ばしごも忠実に再現していますが、外の屋根の風景ははめ込み画像でしょう。↓↓↓

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  【42】 おばさんの声はどこから?     志々島

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「満男ちゃぁ~ん!・・・どこにおるー?」

「はっ、はいっ?ここにいまっす(^0^;)」

「そんなとこにおったんな!昼からママカリ漁に行くんやけど手伝うてくれる?

「ぁっ、はい・・」

さぁ、これからと言うときに、おばさんの呼び声が聞こえます。この声さえ聞こえてこなかったら・・・・亜矢ちゃんの完全勝利だったかも^^;
満男は助かったはず。自覚はないだろうけど(笑)


Pinpoint Map !


この満男がズボンを上げながら・・・(゚Д゚≡゚Д゚)?あっまだ?失礼(^^;。もとい!満男が慌てて飛び出してきた場所が現地に行くまで判りませんでした。次のシーンもあるので別の場所で撮影したのかと思いきや!上の小屋から出てくれば、ちゃんとここに出てくるんですね!この階段はKISS小屋の「玄関」へ続くアプローチだったんです。今は巨大なアロエw( ̄△ ̄;)wにより、満男が飛び出してきた玄関は皆目分かりません。

奥に行けば玄関が見えるのですが、この巨大なお化けのようなアロエ?がくせ者で葉のトゲでブスリとやられます!当日、僕達の仲間の間でも、こういう所を突破するのが得意な大先輩が突撃し、アロエに返り討ちにあいましたが(^0^;)流血と引き替えに撮った写真。

吉川孝昭氏撮影(笑)


カメラはそのまま左に90度ふりますと・・・・・おばさん!本当の家はどこですねん(笑) (^O^;)つパシッ!
しかし、この写真1枚、見てみても、過疎の進行が判ろうというものですね。奥の家はほとんど無人か取り壊し。



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   【43】 別れ ①     志々島


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寅と葉子さんが海上タクシーで島へ帰ってくる頃、琴島は夕方を告げるお寺の鐘が鳴ります。
金を突いているのが高見島の大聖寺、なぜか志々島で聞こえてきます。これも最初の「島内放送」と同じテクニックで、映像+音で二つのロケ地をシンクロさせています。もちろん、素直に映画を鑑賞する人には何の違和感も感じさせませんね



その日の晩に満男は何故か家へ帰る決心をしています。寅を島に残して一人で帰ると家に電話していますから、寅の影響なく自分で決めたのでしょう。
残りたい気持ちと「このままだとヤバイ!」という気持ちがハーフハーフだったに違いありません。この気持ちの変化は恋愛映画ではないので詳しい描写はされておりませんが、もてる男性ならよく判ります!   と、思います^^;

さて翌朝、島に残るはずだった寅も定期船乗り場にいました。昨夜、満男がらみのちょっとした行き違いがあったので帰る決心をしたのでしょう。もしかしたら、帰るきっかけを待っていた節もあります。この件についてはロケ地には無関係と言うこととでスルーしますが、DVDでは、ぜひ、流れを注視していてくださいね。


Pinpoint Map ! ↑↑↑ 立ち位置を少し間違えました(^0^;) ↓↓↓



「オレ・・・・東京帰る・・」

「いつまでもここにいたいんだけど、そうもいかないんだ。」
「就職のことなんか、あるから・・・」


「そう・・・・・ほかに訳があるんでしょ!?」





意外と満男には「他の理由=他に好きな人」がいない?

見ている者には第42作から登場して第45作まで満男のマドンナ役だった泉ちゃん(後藤久美子さん)の事が脳裏に浮かびます。結果的に2年後の第48作に後藤久美子さんが再登板してこのシリーズは幕を閉じるのですが、本作品はすごく良い前振りになりましたね。


この辺り(満男の本心)の部分をファジーにしたまま、エンディングは葉子(松坂慶子)さんに任せてこの第46作は終わるのですが、シリーズ全体では連続ストーリー性を持たせる結果となりました。
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  【44】 別れ ② ~亜矢ちゃんのrun~    志々島

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↑↑↑ 桟橋でちょっとタメる^^;亜矢ちゃん。演劇風の味付けがこのシーンには良く合う↑↑↑



満男に別れを告げられた亜矢ちゃんは脱兎のごとく駆け出しましす。

桟橋で1回、堤防で1回タメをつくったあと、連絡船が一番近くに見える波止場の先端に向けて走り出すのです。亜矢ちゃんを不憫に思ったのか寅は満男に

「お前は島へ残った方が良いんじゃないのか?」

と声をかけます。常日頃「男は諦めが肝心だ!」などとうそぶいていた人間も、他人事とは言え、チョット悲しく辛いのでしょう。


亜矢ちゃんは桟橋と突堤を突き切り、いつの間にか持ってきた「黒い大きなショルダーバッグ」(おそらく当日も満男の分のお弁当が入っていたはず)を放り出して波止場の最先端に向かって走り出しました。

ここで一つ、面白いカットを見ていただきましょう。DVDでは1:28:10あたりの引き画像
BGMに徳永英明さんの「最後の言い訳」が流れる遠望シーンですが、何気なく見える風景シーンに、小さく小さく走る亜矢ちゃんと、それを迎えるような連絡船(粟島丸)が映っています。感動的な別れのシーンで、見る人のほとんどが、この山田洋次監督の、この細かい演出に気がついていません。おそらく99%の人がそうでしょう。だって、僕の寅さん師匠である、あのキビシイ画家さんも気がつかれておられませんでしたから、他の人は何をか言わんや!のはずです(笑)
*ここのカメラ位置は現住する方がおられる家の庭先でした。空き家だと決めつけて訪問してしまいましたスイマセン m(__)m

Pinpoint Map !


実際の粟島汽船は、船着き場から「宮ノ下港」まで直線で結びますので、このように突堤をわざわざ迂回することはありません。映画の演出なのですが、僕達は帰りも^^;海上タクシー「いせや」さんにお世話になるに当たり、チョット演出をお願いして映画と同じ感じの動画を撮影するお手伝いをしていただきました。



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  【45】 寂しゅうなった琴島    高見島

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「洋子ちゃん!」
「寂しくなったなぁ~寅さんと満男さん、一緒にいなくなってしもうて」

「おばちゃんも不自由やねぇ~これから・・・」

「ええ子やったのにな・・・」


寅と満男が高松祭りではぐれた頃、誰もいなくなった琴島のメイン通り。おばさんお家は島も違うし(笑)葉子さんは祭りの事で「歩き」でもしてるのかな?
ここは高見島ロケの冒頭で、高島先生と亜矢ちゃんがうわさ話をしながら下りてきて満男とすれ違うところですね。高松祭りの賑やかなお祭りのシーンから一転寂しい島の祭り囃子がもの悲しいエンディングにふさわしいと思います。えぇですわこの流れ^^;


Pinpoint Map !



この高見島のシーンをもってこの作品の「琴島」ロケは終了です。

ラストのお正月のシーンは亜矢ちゃんでなく葉子さんが来るのも良いですね。寅の場合はマドンナと縁が無いのが、くるまや一同周知の事実ですが、満男の場合は先(次作)の展開を想像してしまいます。多分、この作品で亜矢ちゃんは終了^^;次は違うマドンナと言うことですね~
42作以降、渥美さんの体調が悪化を辿るのみで年1回の撮影となり4年目の作品です。このお話では多少、元気なところも垣間見えますが、やはりセリフなんかには覇気がありません。

この元気のない「寅さん」の作品群を好きでない方も多いようですが、僕は好きですね。特にこの第46作「寅次郎の縁談」は大好きです。まっ、どこが縁談やねん!ちゅー突っ込みも含めてね。 第46作最後のセリフ\(^O^)/


「満男ぉ!おまえはまたフラれたぞー!ざまぁ見ろ!」

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2015年10月12日 追記
 【46】 お正月の富岡八幡神社   小豆島



さて、上の記事で寅が最後に叫んだセリフ

「満男ぉ!おまえはまたフラれたぞー!ざまぁ見ろ!」

渥美さんのUPだけで叫ぶ場面って、ものすごく珍しいんですが、今から思えば力の限り声を振り絞っていたのでしょうね!
いつものとらやのお正月のシーンから、寅の啖呵バイが映ります。また、高見島、志々島を離れて高松までの足取りはつかめていますが(笑)小豆島に渡ったのは何時だったことになるのでしょうか?
「高松祭り」は実際のところお盆の頃ですからノンフィクションとして検証出来ませんが、満男と別れたのが高松で年末には小豆島となると丸亀、坂出辺りで12月を過ごしたのでしょうか(^O^)

「新年おめでとうございます。思い起こせば旧年中は恥ずかしきことの数々
 ワタクシ、深い反省の基に新しき年を迎えております。
 本年もどうぞよろしくお願いたします。車寅次郎 拝」


寅の年賀状のナレーションにかぶせて初詣の様子が映し出されます。
場所は小豆島の土庄町にある富岡八幡神社の階段。すごく長い階段・・・に見えましたが拍子抜けでした(笑)

この神社はそれほど知名度がないのか、ネット上に詳しい記事がありません。しかし、寅がバイをしていた踊り場は、そこらの展望所よりもはるかに素晴らしい内海の風景が広がります。

 
【46-1】 富岡八幡神社本殿前


まず本殿の屋根越しに参拝客のUPから。


Pinpoint Map !



 
【46-2】 富岡八幡神社 境内 


Pinpoint Map !




 
【46-3】 富岡八幡神社 前門から階段を望む



Pinpoint Map !



 
【46-4】 富岡八幡神社 寅がバイをした踊り場



Pinpoint Map !




 
【46-5】 富岡八幡神社踊り場 タイトルバック(東向き)



Pinpoint Map !




 
【46-6】 付録 エンジェルロード


さて最後になりますが閑話を^^;
この寅がバイをした場所は富岡神社へ行く階段の踊り場になります。踊り場と言うより「展望所」と言った方が良いくらい、素晴らしい景色が堪能できますが、あれから二十有余年・・・・人間は新しい観光地をPRしていました(笑)
エンジェルロート呼ばれる、干潮時のみ歩いて渡れる瀬が出現する浜がこの寅のバイの場所から一望できます。訪れた時にはちょうど出現する手前で瀬は見えなかったものの、潮目はハッキリと見えました。一日、ここで商売をしていたのなら寅にも見えたはず(笑)
遠くに四国は高松の屋島も見えますね!

そしてこの場所に行くには、車で社務所駐車場まで上がった方が楽ですよ(^O^)




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